私の婚活デビューの感想

私が初めて婚活というものをしようと思ったのは、今から7年前の事でした。当時、35歳だった私は正直結婚にもあまり興味がなく、時々婚活パーティーへ誘われても断っていたぐらいでした。ところが、友人が次々と結婚して、気が付くと独身は私だけという状況にさすがに焦りを感じ、婚活をしようと思い立ちました。ですが、ネットなどで知り合うのは怖いし、わざわざ結婚相談所に行くのも面倒だと思っていた時に、あるカフェでの婚活パーティーを知り、これしかないと思いました。

会場は思っていたよりは広かったのですが、男性30名のところ、女性は私も含めて20名程度という小規模なものでした。立食パーティー形式でスタートした途端、1人の男性に声を掛けられ、話しをする事になったのですが、その男性はアイドル好きらしく、私に熱心に好きなアイドルグループの情報を教えてくれたのですが、正直こちらとしては興味のない話しです。適当に誤魔化してその場を離れたのですが、それからも声を掛けてくる男性はほとんどの人が自分の趣味の話しか、自分の学歴自慢という類いで、かなり想像していたものとは違いました。

しかし、パーティーも残り30分となった頃に声を掛けてくれた男性は、かなり私のタイプの人でした。細身の体型で、明るい笑顔のその男性は今までの人とは違い、自分の話しよりもまず私の話しを聞いてくれました。会話も弾んで途切れる事はなかったし、この人とだったら結婚を前提に考えても良いな。などと、思わず思ってしまいました。ところが、ところがです。私がひとりっ子だと言うと、途端に今までニコニコとしていた彼の表情が曇りました。理由を尋ねると、彼もひとりっ子だったのです。結局、彼は別の女性との会話する為に私から離れて、私はその後、誰とも会話する事なくパーティーは終わりました。婚活パーティーというのはまず先に相手の家族構成を聞かないと成立は難しいんだと言う事が、私の感想です。