経験の一つとしてのお見合いパーティー
30歳が近づいて来たにもかかわらず、当時の私は彼氏もおらず、休みの日にも時間つぶしのように会社に行くような生活をしていました。
両親と同居していたので、彼氏とのデートの予定もない私を心配する声も毎週のように聞かされることにうんざりし、一念発起で婚活を始めました。
私が選んだ婚活の方法は、手っ取り早くお見合いパーティーへの参加です。
電話で参加を申し込み、当日会場で会費を払う方式は、気分的にも楽でした。
私は一人で行動することをそれほど苦に思わない性格のため、お見合いパーティーは合理的な婚活方法だと思ったのです。
実際にお見合いパーティーに参加してみての感想ですが、やっぱり、こういうパーティーに来るべくして来るんだなぁと思われる人が多かったです。特に、男性は。
女性の場合は、どうしてこんな人が?と思われるような人もたまにいました。
失恋の腹いせで来てるのか、高いバイト料をもらってサクラとして参加しているのか分かりませんが、本気でここで結婚相手を見つけるつもりとは思えないレベルの女性です。
当然、そういう女性がいる時には、男性は皆その女性を最後に指名しますから、私のような普通の人間は蚊帳の外になります。
それでも、時には私と気が合い、お互いに気に入る男性に出会うこともあったので、月に1、2回行くお見合いパーティーはそれなりに意味があり、楽しいものでした。
しかし…お見合いパーティーでカップルになった男性とは長くは続きませんでした。
お見合いパーティーという場で盛り上がってカップルになっても、後日別の場所でデートをしてみると何か違うなぁ?ということがほとんどで、スキー場でかっこよく見えた人が街中で会うと別に普通…というパターンと同じかもしれないと思いました。
結局、お見合いパーティーとはまったく関係ないところで今のダンナと出会って結婚しましたが、お見合いパーティーの経験は、人生経験の一つとして良いものだったと思っています。